2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

とうとう大晦日になってしまいました。皆さん、1年間私の園芸日記にお付き合い下さり、ありがとうございます。猛暑に見舞われ、大変だった夏越し、暖冬と言われ開花が早まるのではと囁かれた初冬、でも最近になって漸く冬らしい寒さが到来したみたいですネ…

古葉は完全に枯れてしまったH.ムルチフィダス・ヘルツェゴヴィヌス(H.multifidus hercegovius)です。細葉が特徴的で美しいため、葉だけでも観賞価値が高い原種です。晩秋になると古葉は枯れ始めますが、それに変わって苞葉に包まれた花芽が上がってきます…

種子が採れて、まだ2年目の小苗でも開花してしまうと言う早熟の原種がありまます。それは、H.ニゲルとH.リヴィダスです。3株が並んだ写真の「左側」と「真ん中」がH.ニゲル、「右側」がH.リヴィダスですが、みんな可愛らしい蕾を持っています。特に、「左…

葉柄は少々心細そうな感じだけど、小葉は大きくて立派なH.リグリクス(H.liguricus)です。葉柄はやや垂れ下がり気味となっていますが、これは花芽が葉柄の付け根から割って出てきているためです。分かり難いですが、しっかりした蕾を確認することができます…

小苗君の動きは無いと思っていたけど、よく11月から12月にかけての写真を見比べて見ると、12月に入ってから微妙な変化があることが分かりました。それは、小葉の大きさや枚数が増えているのではなく、古葉を切り取った跡の残骸かと思っていた所から、…

昨今、「ゴールド」と言う言葉が持て囃されている様ですが、原種にもそのブームがやってきました。写真は、H.リヴィダス・ゴールドリーフです。グリーンや黄緑色の小葉が、成長と共に黄色に変化するのでとても個性的です。「みんなの趣味の園芸」の通販サイ…

種子から育てているH.アトロルーベンス・スロベニアです。今年は、葉柄が1枚立ち上がっていましたが、ここに来て新葉が展開し始めています。もう少し早い段階で、鉢増ししておきたかった所ですが、ちょっとタイミングを逸してしまいました。それでも、鉢増…

クリスマスローズの原種の中でも一番栽培が難しいのが、H.ヴェシカリウス( H.vesicarius)です。有茎種ですが、夏場に完全に落葉して休眠するため、水やりの加減などで失敗してしまう事が多いです。特に成長に時間がかかるため、その途中で根腐れを起こして…

根腐れして夏場に地上部も枯れ大ダメージを受けたH.トルカータス・ボスニアです。大事な株なので、何とかして生き返らそうと思い、伝市鉢(籾殻鉢)に植え替えて養生していました。どうなったか確認するために、表土をすこしはがしてみると、小さいながらも…

少々傷んでいるものの、古葉が旺盛に展開している原種系交雑種のH.デュメトルム・ハイブリッドです。古葉は5割方、黄〜茶色に変色しています。しかし、根元にはたくさんの花芽がうごめいています(笑)。H.デュメトルムとH.ヒブリドゥスとの交配は、小輪多花…

12月に入って動きがパタリと停止している小苗君です。ちょっと寂しいんですが、致し方ありません。様子を見守ってあげましょう。ところで、昨日(日曜日)は、朝から池袋にある立教大学(Rikkyo University)に行ってきました。久しぶりに受験してきました。…

H.×ニゲルコルスは、H.ニゲルとH.アーグチフォリウスの交雑種で、主にメリクロンで増殖されています。成育旺盛でとにかく大株になりやすいです。この写真の株も、尺鉢に入っていたものを3つに株分けしたものです。それでも、8号鉢に入れています。花芽がし…

葉柄とつぼみが、何故か鉢の1/3のスペースに収まっているH.ヴィリディスです。株の中心部が枯れてしまったのかも知れません。観察しがてら植え替えてあげるのも手かと思います。それにしても、苞葉につつまれた明るいグリーンのつぼみが、とても美しいで…

ピンクのつぼみがとても可愛らしい交配種(H.×hybridus)です。英国のアシュウッド・ナーセリーで作出された逸品です。ちょっと早めですが、写真の様につぼみがはっきりと認識できます。年明けの気温にもよりますが、1月中に開花するでしょう。小葉は大きく…

つぼみがはっきりと認識できるようになったH.アーグチフォリウス・シルバーレースです。包葉の束の中から、ラグビーボールの様なつぼみが突き出している感じです。つぼみの先端にピンクの色合いがちょこっとだけ入っているところが、何だか可愛らしいです。H…

葉柄が四方八方に広がっているため、上から撮影するのが大変な原種系交雑種のボッコネイ・ハイブリッドです。そして、ボッコネイ・ハイブリッドと言って、名前が浮かんでくるのが、静岡の新舟さんです。もっとも最近では、「みんなの趣味の園芸」の通販サイ…

12月に入ってからは、全く外見的には変化が見られない小苗君です。小苗君と愛称で呼んでいますが、実際には開花予想株サイズとなっています。しかし、花芽が出現するような兆しは未だ確認されていません。初開花の場合は遅めになることあるので、希望を捨て…

グリーンのやや幅広の小葉が展開するH.リグリクス(H.liguricus)です。葉柄の付け根には、新芽がたくさん現れていますが、中には明らかに花芽らしきものも見受けられます。丈夫な原種なので、是非とも大株に仕立てたいと思います。また、更に良い香りを発し…

特に早期発芽を目指した訳ではないですが、11月末には双葉を広げてしまったH.ムルチフィダス・セルビクス・モンテネグロ(H.multifidus serbicus Montenego)です。最も大多数の種子は未だに発芽していませんから、ちょっとあわて者だったのかも知れませんネ…

小葉が元気に展開しているH.ボッコネイ(H.bocconei)です。独特の切れ込みと柔らかな感触が特徴的です。濃いグリーンの古葉は横に倒れこんでいますが、新葉は丈夫に向かって展開しています。株元には写真の様に新芽が確認されます。新葉に混じって花芽の様…

11月末からH.オドルス(H.odorus)が開花しています。少々早めの開花かと思いますが、咲いてくれると言うことは嬉しいです。グリーンの花弁に、グリーンのネクタリー、そして小葉ももちろんグリーン・・・緑尽くしのH.オドルスです。鉢もグリーンのスリット…

白色のつぼみが妙に輝いて見えるH.ニゲル・ダブルファンタジー(H.niger 'Double Fantasy')です。と言っても、正確にはダブルファンタジーの実生苗です。ダブルファンタジーの血統は優れています。花付きが良く、早咲きです。葉は常緑性ですが、冬場に傷む…

12月に入ると、園芸雑誌でもクリスマスローズの記事が掲載されるようになります。やっとクリスマスローズのシーズンがやってきたかと嬉しく感じます。 NHK出版の「趣味の園芸」では、12月号で童仙房の藤田さんが「ニゲルの魅力」を1月号(12/20発売)では横…

小苗君には、目に見えるような変化は無く、元気に小葉を展開している交配種(H.× hybridus)です。葉柄の数は多く、株元は比較的太く良く育っています。先日お伝えしたように、徒長していないにも関わらず葉柄は上方に向かって立ち上がっています。また、我…

今日は椿山荘の隣にある園芸店「音ノ葉」さんに行ってきました。スタッフのSさんが入荷したしたクリスマスローズの原種を販売棚に並べていました。まだまだ、これからと仰っていましたが、目を引いたのは写真のH.アトロルーベンスのつぼみ付き苗です。真ん…

クリスマスローズの葉を食害する芸術家タイプの「エカキムシ」です。ハモグリバエの幼虫が葉裏を残したまま、葉肉を食害して移動するために、葉面に曲がりくねった白い線が描かれます。それが、「エカキムシ」と呼ばれる由縁です。冬場を除いて繰り返し発生…

3枚の小葉は黄色みを帯びているとは言え、しっかりと夏越ししてくれた丈夫なH.リグリクス(H.liguricus)です。葉柄の付け根の部分には、可愛らしい新芽が出現しています。しかし、株周りの用土表面を見ると、グリーンの苔にびっしりと侵食されているではな…

株が弱っていたH.オドルス(H.odorus)でしたが、伝市鉢の「籾殻鉢」で夏越しさせたら、何とか生き残ってくれました。古葉は一枚しか残っていませんが、新芽が元気に上がってきています。先端はグリーンで葉のような雰囲気ですが、付け根の部分が丸みを持っ…

12月に入りました。にもかかわらず、相変わらず暖かい日が続いています。厚着しすぎると汗かいてしまいます。風邪が流行っているので、皆さん気をつけて下さい。 ところで今日の主役は、H.フェチダス(H.foetidus)です。素焼き鉢で管理していますが、夏越し…