H.serbicus

原種の栽培では、自生地の環境を参考にすると良いのですが、基本的に自生地の環境と私達の栽培している環境(気温・雨量・日当たり等)はかなり違います。また、原種と一口に仕分けしてしまうと大間違いで、種によってその成育環境はかなり違います。
そこで私が実践しているのは、原種を種子から育てることです。通常は秋〜春に販売される原種苗を購入されているかと思いますが、原種の気持ち、性格を理解するには、種子からの成長を観察するととても勉強になります。
写真は、H.セルビクスの発芽苗です。ご覧の様にまだ双葉状態です。この苗が開花するのは・・・う〜む、5〜6年後かな(爆)。
でも、皆さんは種子から栽培しなくても大丈夫です。生産者の方が頑張っているので、きっと無茎種の開花株の販売量も多くなってくるかと思います。開花株を見て購入できる様になっていければ、原種ファンも増えるのではないかと期待しています。