H.× hybridus , sd yellow picotee

クリスマスローズの栽培は簡単だ」と言う方がいます。しかし、長年栽培していると、何だか分からなくなってしまうことも多々あります。
病気にしても、初めは「病気も無い、丈夫な花」と言われ、広められて(普及されて)きました。その言葉には、私も抵抗がありました。確かに、丈夫かとは思いますが、クリスマスローズも鉄人(鉄花)ではありません。生身の植物ですから、それなりに病気にも冒されたりします。
栽培してくと、毎年のように新しい知見と対面することになります。
ただ、「病気も無い」と言う言葉は、故意に宣伝文句として使われてきただけではないかと思います。以前はヨーロッパの書籍しか無く、日本での本格的な栽培も行われていなかったため、細かな知見の蓄積が無かったのです。
しかし、これだけ普及(市場が形成)されてきている訳ですから、もっと学術的に研究して下さる大学や研究機関があっても良いのではと思います。そして、若い研究者の台頭を願う今日この頃です。
写真は、H.ヒブリドゥスセミダブル・イエロー・ピコティーです。私の大好きな黄色の花で、それも儚い美しさを持つセミダブル、更に人気のピコティー花と三拍子そろった逸品です。早く、咲かないかな♪