H.×hybridus

小葉をかなり切り取った小苗君ですが、株の付け根から新芽が出てきているのがよく見えます。小葉を切り取っただけ、新芽が出てくるのですから、植物の生存本能と言うのは凄いと思います。残った小葉の状態は良好なので、今のところ問題は無いかと思います。
話は変わりますが、夏越しの大事な時期になりました。水やりや鉢の置き場の事で悩んでいる方も多いかと思います。例えば、風通しがとても良くて乾き易い所であったら、水やりの頻度も多くなるかと思います。ところが日陰でジメジメした環境で栽培されている方が、水やりを頻繁に行ったら、たちまちに根腐れを起こしてしまうでしょう。また、日当たりの強い所では、水やりの管理が適正なタイミングで行われなかったら、直ぐに葉焼けを起こしてしまいます。ベランダ栽培も辛い所があるかと思います。
更に、去年の様に雨の少ない暑い夏もあれば、雨の多い夏もあります。置き場の環境を選択する余地が無い場合とか、日中は仕事に出かけ、水やりの時間も限られる方も多いかと思います。そこで、各々の栽培環境や栽培スタイルにあった水やりを考えて行かなくてはいけません。
日当たりが強すぎる場合は、置き場を動かせる方は木陰などに移動できますが、無い場合は遮光するなどして工夫が必要となります。遮光というのはネットを張ることだけではありません。他の植物の陰とか、建物等の陰とかも考えられます。水やりは、鉢土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出る程たっぷりに与えると言うのは、誰でもが言う様に基本となります。ただし、水やりを勢い良く同じ所から行っていると、鉢土の中に水みち(水の通り道)ができて、水を与えてもそこにショートカットしてしまい、十分に鉢内の拡がらなくなることもあるので注意して下さい。