パリのトランジット

3月23日(金)から3月30日(金)の1週間、クロアチアボスニア・ヘルセゴビナのヘレボルスの自生地に行って来ました。
3月23日は、成田からクロアチアの首都ザグレブに向かいました。途中、パリでトランジットです。ダイレクト便が無いので、どうしてもヨーロッパの主要都市でトランジットが必要になります。時差は8時間ですから、1日がかりで行っても、当日着です(笑)。長い1日となります。
ガイドさんが飛行場に向かえに来てくれるはずでしたが、一向に現れる様子が無かったので、直接ホテルに・・・なんでも、飛行機が遅れたとか・・・それでも、会えて良かった。
3月24日は、ザグレブからレンタカーに乗り込み、ボスニア・ヘルセゴビナの国境越えを行いました。国境の検査は、1箇所で3回あります。厳重な検査すすね。
途中、アトロルベンス、トルカータス・ボスニアを見ながら宿探し(笑)。
去年行ったモンテネグロのトルカータスと比べると、変異は少ないような気がしましたが、ごく一部しか見ていないので、簡単に決めつけてはいけませんね。でも、モンテネグロに比べて、花径はやや小さめで可愛かったです。
3月25日は、トルカータスとオドルスを見ながらの移動でした。2年前のクリスマスローズ協会のツアーに参加された方から聞いていましたが、確かにオドルスの大株は見応えありました。ここで、注意・・・サマータイムで1時間時差が縮まっていました。起床時間が狂ってしまた(爆)。
3月26日は、1日かけてオドルスを見ました。グリーンが基調のオドルスと言うイメージでしたが、変異も見られ、改めて種の多様性について知見を得ることができました。かなり黄色のオドルスも見られ、好きになってしまいました。
3月27日は国境を越えして、クロアチアに戻りました。途中、素晴らしいクロアチカスを見ながらの移動でした。クロアチカスはアトロルベンスとトルカータスの交雑種と言う意見もありますが、分布が限定されているので貴重な花だと思います。
3月28日は、最後の調査日です。クロアチカス、トルカータス、アトロルベンス、そしてニゲルを見ながら最高の一日を過ごすことができました。でも、地雷もあるので、注意が必要です。決して、安全ではないので、フィールドでの深追いは禁物です。
3月29日は、残念ながら帰国の日です。ザグレブからやはりパリ経由で中部国際空港へ3月30日に到着・・・えっ、成田じゃないのです。便が取れなくて、名古屋から新幹線での帰国・・・遠い道のりでした(笑)。
短い期間でしたが、朝から晩まで、ヘレボルスの世界にドップリ浸かり、至福の時を過ごすことができました。まだ、時差ボケがありそうですが、今日、明日、疲れをとって、月曜日からの仕事を頑張ります。ありゃ、でも、日曜日は取材があった・・・それも、頑張ります。
以上、簡単ですが、帰国報告でした。詳しくは、何処かの本・雑誌で(爆)。